すっかり忘れてたけど、岡電さんが触れてて、ファンタジースプリングス事件を思い出した。
まぁあと今日は新幹線が混んでてC席(3列の通路側)になっちゃって、向かい側のAB席の若い女性二人がディズニーに行くってキャッキャしてたのもある。電車の中でメイクしてた。
ファンタジースプリングス事件っていうのは、ディズニーシーに今年オープンした「ファンタジースプリングス」っていう新しいエリアの話。
ファンタンジースプリングスはディズニーシーの中にあって、あたかもディズニーシーの一部に見えるのだけれども、ファンタジースプリングスは別エリアということでチケットが別に必要なのである。
ちょっとマップを公式サイトから引用すると、こんな感じ。
で、ファンタジースプリングスのオープンの報道で流れた中の一場面が話題になったのが”事件”の根幹。
シーからふぁんT…面倒だからFSっていうけど、シーからFSに入る通路で、チケットが無いから入れませんと拒まれた子連れ親子がテレビに映って、「チケットが無いとは入れないんだってー残念だねー」という光景が写った。
これを見て「ディズニーランドは拝金主義」「ひどい」「素人には楽しめない」「夢の国じゃない」「テーマパークを何だと思ってる」って声が爆発したのが事件というわけだ。
まぁ、言わんとすることは分かる。ぱっと見、ファンタジースプリングスってディズニーシーの一部に見える。上のマップでもそうだ・・・PDFのほうは分かれてるけどね。
・・・って書きながら、「ほら、こう書いてあるじゃん」って書こうと思って調べたら、なんとややこしい・・・わ、わかりにくっ。
要するに「中のアトラクションに用が無い人は入れません」という姿勢のようだ。
用があるかは2種類の判定があって、①予約があるか、②常に予約扱いパスを持っているかかのどっちかなんだな。
予約があるかって言うのは、ディズニーのアトラクションは予約をして優先的に並ばせてもらう仕組みがあって、無料の奴がスタンバイパス、有料の奴がDPA(プライマリーアクセス)っていう。
このどっちかで中のアトラクションを予約している人は、ディズニーシーのチケットだけで入れる。
あるいは1DAYパスという、全部のアトラクションがDPAで予約済み扱いになるという特別チケットがあって、それを持っていると出入り自由。ただ、コレは金を出したら誰でも買えるのではなく、指定ホテルに泊まらないと買えない。
だから金満主義で子供が楽しめないテーマパークだ!クソだって声も分からんでもない。
でも、本来は無料のスタンバイパスでもちゃんと取れれば入れるわけだし、DPAもそんなすごい高い物でもない。だから金持ちしか楽しめないってのは違う。
この制限も金儲けのためっていうより、新エリアに人が集中して地獄が発生しないように・・・っていうものだろう。
もちろん、スタンバイパスはオープン初日なんかは深夜から並んでいた人が一瞬で取ってってしまっただろうから、ガチ勢じゃないと取れないとは思うし、1DAYパスは金持ちじゃないと取れないから、否定的な意見の理屈も間違ってない。
でもさ、当然じゃないか・・・?
- 特別料金を払いたくない
- 並びたくない
- 勉強(調べもの)もしたくない
- でもオープン初日のアトラクションに入りたい
言い方悪いけど、乞食みたいなもんじゃないか?
オープン当日なんて皆行きたいに決まっている。でも入れる枠は決まってる。
そこで何の対価も無しに優遇して欲しいっておかしくない?
実際、うちもこの前タダ券貰ったからシー行ってみたけど、混雑予想日を選んでいけばガラガラだった。
ファンタジースプリングスの公開前だったから空いていたんだと思うんだけど・・・うちガチ勢じゃないから既存のシーで十分楽しかった。
逆説的に言うと、ガチ勢はもう既存エリアを楽しみつくしちゃって飽きているわけで、公平性の観点からすれば、もう既存エリアが楽しめない人に優先的に新エリアを楽しんでもらうべきでしょう。
なんだろうな・・・こう、公平性を盾にして不満を漏らす・・・つまり金持ちでもないし調べる努力も面倒くさいからって、不利益を被る仕組みは公平性に欠けてオカシイ! みたいなことを言っているように感じるけど、今の仕組みが一番公平じゃんと。
なんかこう、怠け者が主張する共産主義みたいでモヤモヤするんだよなぁ・・・。