ウォーターピックを買った

妻の実家が今の借家に近いので、用事でお邪魔するとまぁ夕食でも食べていきなさい、と晩餐に預かることが多い。

で、食後に義父・義母が「ちょっと失礼」といって2階に上がって、ドルルルルルルーって謎の音で何かする。

機会を見て色々聞いてみたのだが、聞いた話を要約すると、つまり以下の通りだ。


①ウォーターピックというフロッサーを使っている
②歯周ポケットが掃除できる→歯周病が劇的に良くなった
③口臭が無くなり、すっきりする
④類似品をいろいろ買い求めたが、ウォーターピック社の固定タイプが一番いい


ということらしい。
なので私も↓を買った、という次第だ。

私はまだ歯周病では無いのだが、子供のころの虫歯が多く、奥歯は壊滅的打撃を受けている。
近年ではフロスを欠かさなくなったのだが・・・やりすぎると歯茎を傷めたような感じがするし、歯茎が下がるのが加速されているような気もする。

かといって、何もしないと、なんか歯の間に残る。食べかすとかじゃなく、何か歯垢のようなものがうっすら残るような感じがする。これがツルツルの歯にこだわりだすと不快である。

また、歯と歯茎の間、いわゆる歯周ポケットであるが、側面はブラシで十分磨けるのだけれど、歯と歯の間の部分はブラシでうまく磨けない。したがってここをフロスしたくなる。しかし、フロスがうまく下の方に行ってくれないし、無理にやると歯茎をこすって痛めてしまう。というわけである。

という訳で興味が出たのだが、1台1.4万円とそこそこするので躊躇した。
がっ、現状はお金に困っていないし、歯が多少長持ちするかもしれない期待値は大きいので、しれっと買った。


使ってみたインプレッションとしては・・・

水を入れると、滲みる(痛い)!
ぬるま湯を入れれば、滲みない!

ウォーターピックはノズルから吹き出すジェット水流で歯垢を吹っ飛ばすという、シンプルな発想のもの。水でやってしまうと、普段は水を飲んだくらいでは滲みないような歯も、滅茶苦茶滲みる。たぶん、滲みるのは温度変化によるものなんだと思うんだけれど、局所的に体温より冷たい水を当てまくることで、歯の温度が効果的に水温に冷却されるんだと思う。
(例えば水を口に含んだだけだと、歯から熱を奪って暖かくなった水は、しばらく歯の周囲にいる。冷たいプールに入ってじっとしている時のように、周りを少し暖かい水が囲むような感じになって、急速には冷えないのだろう。)

お湯と言っても難しいことを考えずに、混合栓で出るシャワー温度のお湯を使うだけで、全く滲みなくなる。

さて、肝心の歯垢除去能力としては、

取れるところは凄く取れる(気がする)。
取れないところは取れない。
前歯には使えない(使いにくい)。

取れるところと言えば、奥歯とか親不知周り。歯と歯の境目の歯茎のところとか、凄くよく取れる。気がする。あと埋没している親不知と歯茎の間とか。
今までフロスで苦労していたところが超らくちんに取れる。

逆に歯と歯の隙間の上の方はあんまり取れない気がする。

また、前歯に使うとものすごく水が飛び散る。奥歯でも飛び散るんだけれど、前歯はすさまじく飛び散る。
一種の高圧洗浄機のようなものだから、外からやる場合は口の外に跳ね返るし、中からやる場合は歯の隙間からダイレクトに外に飛んでいく。前歯に使うには手でうまくガードせねばならず、これが難しい。

といった感じで、ウォーターピックがあれば歯ブラシもフロスも要らない、ということは無かった。

でも、ウォーターピックでやりにくいところは歯ブラシとフロスで簡単にできるわけで、それぞれ得意なところを得意なものでやれば良く、無いよりは圧倒的に良い。と感じた。おすすめである。

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