カーナビの修理(4)

苦労してカーナビの本体を外してきたんだけれど、しげしげとみるとまた困ったことが・・・

このカーナビ、なんとステーに両面テープで貼ってあるのだ。

貼ってあるというか、筒状のステーに両面テープを巻いたカーナビを突っ込んで、くっつけて終わり!みたいな構造。
本来純正ナビかなんか用のステーだったのか、ネジ穴が全然ないし、微妙に形も合っていないのか、綺麗な四角形ではない。嵌めるときに相当苦労したのか?

再度つけるときのことは置いておいて、とりあえず外さないと分解できないので外すことにしたが・・・

取れない!

物凄くよくくっつく両面テープで、がっちり貼りついてしまっていて、全く動かない。
筒状のステーになっているから、コジるような隙間もなく弱ってしまった。

怪力の妻に頼んで引っ張って貰ったり、「大きなカブ」方式で引っ張ってみたものの、ピクリともしない。
切断して取り出そうかとも思ったが・・・

ヘアドライヤーでステーと粘着テープをチンチンに温めて、二人がかりで渾身の力を込めて引っ張ったら、メリメリッと剥がれて抜けた。

マジで疲れた・・・


あとは知恵の輪みたいなユニットをパかッと開けて点検する。

10年も車載されていたとは思えないほど中身が綺麗だ。ファンも殆ど汚れていない。

このカーナビを付けてからは殆ど載っていなかったのだろうか?それとも、取付環境が小物入れの中ということもあって埃を吸わなかったのだろうか?

そういえば、引っ張り出した配線もビニールテープがネバネバになっているくらいで、古い車特有のあの感じが無かった。

よっぽどきれい好きの人が乗っていたのかな。

点検したところ怪しいと言えあばこのFETのハンダがちょっと怪しい気もするけど、まぁこんなもんかなということで異常なしとした。

となるとやはりHDDの故障だろうか?

HDDは一度取り付けるとほかのナビに使えなくなってしまうらしいので、これでHDD壊れてなかったら6千円がパーだが、どっちみちほかに使い道も無いから付けちゃうことにした。


で、車に付けてACCを入れると・・・やっぱりオープニング画面のままだ。だめかぁ・・・とがっかりしていたら、パッと画面が変わった。

おっ?これはもしや・・・

37%で固まってヒヤッとさせられたが、37→50→65→80…という具合に飛び飛びで進捗が進んで、再起動します・・・から初期画面が出るようになった。

治った!うれしー!

ということで、翌日配線を繋ぎなおして内装を片付けて修理が完了した。


流石サイバーナビなのだが、なんか音が変な気がする。変というのは壊れているという意味では無くて、聞こえ方がおかしいような・・・

たぶん、フロントスピーカーとリアスピーカーの位置関係が普通の車と違うから、調整しないといけないのかもしれない。(調整してあった設定が初期化されてしまったともいう)

ただ、とりあえずオマケ程度で突いてきたカーナビが6千円で治ってとてもうれしい。古い機種だが、Bluetooth接続なんかにも対応しているし、地図も今回のHDD交換で2023年版になってしまったから、数年は現役で使えるだろう。


あ、あと両面テープで留められていたデッキは、ステーの側面に6mmの穴をあけてM5ネジで留めた。
この穴あけも一発でビシッと決まって嬉しい。天気も晴れて気分もハレバレである。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする