リモートワークになった

とうとうリモートワークすることにした。きめた。

ことの発端

いまいろんな開発案件の声掛かってて、すげー忙しい。考えないといけないことが一杯ある。

単純に作ったら100%完成しない。どれも既製品では存在しないし、普通に思いついた通り作ったら性能が出ないとか大きさが収まらないとか、いろんなややこしい問題がある。

まぁ難しい案件とはいえちゃんと気合を入れればたぶんできる。
それにうちの会社にも優秀な奴はいるし、協力会社だってある。俺一人でやらないといけないわけじゃない。

とはいえだ、どいつもこいつも特定の能力に特化していて、そのまま投げられない。
なんというか、私だけが万能タイプなのだ・・・包丁もあるしフォークやナイフや栓抜きも揃っているんだけど、俺だけ十徳ナイフみたいな感じ。特定の分野だけで仕事をしたら誰にも勝てないんだけど、いろんなのを混ざった仕事をしないといけないとなった時、一人でできるっていう優位があって、案外そういう奴が要求される話が結構ある。

でまぁ、能力自慢はこの辺にして、一生懸命アイディアをまとめて、企画をこねくり回してこいつを各分野のスペシャリストに分かるように書きだして・・・

う~んそうだな、あれをこうしてこうすれB

「だったらリーダーがやったらいいじゃない!そんな細かいことやってらんないよ!おれはコウで良いと思う!別のやり方をリーダーがしたいならリーダーが自分でしたらいいじゃない!俺は嫌だよ!やらないよ!こうするって決めたんなら、やってよ!!!」

○×▽□!!?!*=§?!?

うっるせーまた始まったよ びゅーやん・・・

昔から声がデカい「びゅーやん」50代半ばなのにヒラ社員ってところからしても、香ばしい香りが漂ってくると思う。で殆ど同年代のリーダーの下で働いてる。

でまぁ、このリーダーもちょっと変わってて、無口なんだけど細かいところや、説明不足なところがある。私も一緒に仕事することが良くあるんで、「は?」ってことが良くあった。
とはいえ、ちゃんとかみ砕いて話をすれば、一見変なこと言ってても熟慮の結果だったり、或いは前提にちょっとした相違があってそんな結果になっていることが分かったりした。演算能力は良いんだけど、アウトプットの機能があまり良くないタイプの人だ。

で、彼が「びゅーやん」に仕事を出すんだけど、「びゅーやん」の仕事にダメ出しをする。実際どんなダメなのかは分かんないんだけど、「びゅーやん」が気に入らないことを言われると激高すんのよ。

びゅーやん やばい。

コロナ事件

「びゅーやん」こいつやべーなと思ったのは、遡ることコロナの頃。
ワクチン接種が始まったんだけれど、各自治体で予約制で、取れるとか取れないとかやってた頃だな。「びゅーやん」はクソ声がデカいんだけど、電話の時はよりデカくなる。
聞きたくないのに全部聞こえてくる。

びゅーやん「謝られてもしょうがないでしょ」

びゅーやん「だって受付開始時間のすぐ後に見て、空いてる時間が2・3個しかないっておかしいでしょ。オタクのシステムが狂ってるか、ウラで身内に割り付けてるんじゃないですか。」

びゅーやん「高齢の親だっているし・・・聞いてる?」

びゅーやん「こんなのにいくら税金納めてると思ってる?・・・もしもし、もしもーし、あ、きれた。」

びゅーやん「市役所がブツ切りって頭おかしいんじゃない?もっと上の方に文句・・・ぶつぶつ・・・」ガチャ

えっ、えっ、おまえ会社の固定電話で市役所にワクチンの予約が取れないって因縁付けるだけの電話してたの!?電話の相手って市役所!?マジで!?

一万歩譲って、仮にクレーム入れるにしても、おまえ会社の固定電話使うって発想どっから出てきた!?私用だから自分の携帯とかって発想は無いの?というか、市役所にクレーム入れてどうすんだ・・・

マジでやっべぇ奴おるやんっ!!!と思った。

とにかくうるさい

正直、市役所に迷惑電話する人と同じオフィスで仕事をしているって、公言して良いのかちょっと悩んだ。でも、隠しても事実が変わるわけじゃないし・・・はぁ。

とにかく、始まったらうるさいんですわ・・・
仕事のやり方が気に入らないみたいで、もはや口論みたいなもん。
内容もヒラのオッサンがワーワー言っているけど、論点整理すると、

①「びゅーやん」の考えは上司と違う。

②仕事のやり方を決めた人間が仕事をすべき。
 つまり「びゅーやん」の決めたやり方じゃなく、上司の決めたやり方でやるなら、上司がやるべき。

③したがって、俺にやらせるなら俺のやり方でやる。
 上司のやり方でやるなら、上司がやれ。
 俺に上司のやり方でやらせるなんて普通じゃない

【②】の時点で、誤解があるんだけど、とにかく漠然とやってくれ/やらない を繰り返してる。小学生の喧嘩かよってレベルの話を、二回りも年上の良い大人がやってんのよ。

ま、とにかくそんなネガティブな会話聞きたくないわけ。
まぁ、もちろん大人になっても喧嘩することがあるのは分かるよ。でもこの1年、毎週毎週やってんの。多いと1日に2回も3回も。ほんと飽きねーなって。内容も色々なんだけど、最終的に上の①②③に収束すんの。なんだそのテレビドラマが全部ハッピーな感じで終わるみたいな予定調和。

どっか会議室でやるとか、普通の声の音量でするなら良いけど、突然後ろで大声で始まって、20分も30分もやってんの。

俺はもうこりゃダメだわと思った。たかだか年間数百万の差のために、こんなクソみたいな会話聞いたら割に合わんわ。俺の何か大事なもんが削れていっている。
本気で転職も考えなくっちゃなって・・・。

はてさてそこで180度回って戻ってきて、転職を考えるにも、「リモートワーク」にどのくらい要求を置くかちょっと悩むところである。
これまでさんざん「リモートは効率的」「リモートしたい」って言ってきたけど、実際のところ悪い面は無いのだろうか?リモート万歳って”出社するのに理由が必要”みたいな会社に転職してから、「俺やっぱり出社のほうが良いわ・・・」なんて言ったら目も当てられない。

ある程度試してみて、自分に合っているかどうか確認してからでも遅くないし・・・まぁ前述の通りたかだか1日時間とはいえ時間が浮けば、それだけプライベートの事が出来るようになる。

というわけで、偉い人に「どうも仕事が重なっているストレスか、周りの騒音に敏感になっています。今の職場では仕事が進まないので、リモートさせてください。」って頼んだら、「特別中の特別の病気療養ということでリモートOK」って許可がもらえた。

なんかフルリモートでも許可出そうなノリだったけど、オフィスでやらないといけない仕事もあるから、週二日にしてみた。40%だけでもクソみたいな会話を絶対に聞かなくていい日が出来て、マジでほっとした。いやホント、ホッとするわ・・・まだリモートしてないのに。

しかし特別中の特別か・・・こりゃリモート合ってるって結論になったら、どうすっか悩ましいなと思いつつ、あってない可能性もあるからとりあえず挑戦してみることにした。

ま、レッツトライですわ。

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