目を付けたのは古屋付土地
そうして、古い二階建ての建物の1階をぶち抜くとか、工場や商店の居ぬきを探し始めた。
そんな中ふと目に留まったのがこれ

一見、良くある一戸建てだが、よく見ると1Fのシャッターがオーバースライダーシャッターっぽい。
これはひょっとして、ビルドインガレージでは?なんで車を前に停めているのかは良くわからんが・・・
古屋なので建物としては売りに出ていない都合上、間取り図もないし建物に関する詳細は一切出ていない。
過去のストリートビューとか登記とか調べたけれど、ここにお店や工場があった痕跡はなかった。ということは個人宅か・・・
登記を挙げてみたら、種類のところが居宅だけじゃなく、倉庫となっている。しかも木造じゃなくて、鉄骨・木造とある。

鉄骨とあるということは、いわゆる重量鉄骨造だ。これは普通の家ではないぞ。
というのも、一般住宅でもダイワ、セキスイ、ヘーベルハウスなどが鉄骨造を手掛けていて、外観としては木造に似ているけれど、実は鉄骨造ですという家は珍しくない。
ただ、先に挙げたような鉄骨造の一般住宅は”軽量”鉄骨造と言われて、材の厚みとかが異なっており、登記簿にも“軽量鉄骨造”と登記される。
重量鉄骨造で建築されるのは、どうしても大スパンが必要になる立体駐車場とか、商業ビルに限られる。なんでかっていうと、重たい分基礎を頑丈に作らないといけないので、トータルコストが跳ね上がるからだ。2・3階建ての住宅ならわざわざ分厚い鉄で作らなくても十分な強度が出るから、無駄に地盤に負担がかかる重量鉄骨などで建てない。
とはいえ、古いしなぁ・・・昭和63年って・・・もう40年近く前じゃん。
(つづく)