BMW 135iの車検が終わった・・・意外と治すところが無く、バッテリーを交換して全部で18万円ほどで完了してほっとした。
BMWに乗っていない人は「外車って車検代高いのね」と思うかもしれないが・・・まず6.5万円は税金である。これは年式と車の重量で決まってくるので、メーカーとかで違いはない。
なので車種依存の部分は11.5万円といったところ。
今回は3万円のバッテリーを交換した。これは別にそう高いものでは無い・・・E82はただの大きいバッテリーなので、国産のものと変わらない。国産よりバッテリーがデカいので若干高く感じるが、ドイツ車は寒い所の車なので、ある意味寒冷地仕様。寒冷地仕様なら国産の3000ccクラスもこんなもん。
実体としては8.5万円が車検代になるわけで、高い安いはこれが大きいか小さいかになる。今回はエンジンオイルは変えたばっかりだったのでそのまま、クーラントもこの前ウォーターポンプ交換したときに全抜きしているから、今回はブレーキフルードだけ入れ替えてもらった。(うちのはMTなんでATFとかはない。)
前乗ってたギャランなんかは、ある程度自分で整備していたから爆安車検のお店に出して、ノー整備&ノー代車で法定費用6.5万円+車検代2万円の8.5万円で通してたけど・・・
・半日かけて点検整備して
・車検の書類作って
・代車を出して
それで2万ってことはないだろう。まぁどんなに安くても5万円ってとこじゃないかな・・・まじめにやってもらうなら、国産でも8万円くらいは最低掛かる。
・・・いや、やっぱり18万円は普通に国産より高いか。国産の3Lだったら車検&バッテリー交換なら12万円くらいかな。
ただまぁ、職業柄自分の車と同じかそれ以上に国産のレンタカーに乗るけど、やっぱりBMW 135iは安定感があってパワフルで、意のままに運転できると思う。
段差を超えるとき、左折するとき、ちょっと前に出るとき、止まるとき・・・一つ一つの動きに、国産だとちょっとしたストレスを感じる。
ただまぁ、国産だからBMWだからって問題でもないのかな?という気もする。
1シリーズは日本で買うと500万円くらいの車だけど、本国じゃ要するにカローラなわけ。自分のなんてMスポーツですらない。
単にカローラをFRの2ドアクーペで作って、そこに直6のエンジンを載せて、6ポッドの対向キャリパを付けてビルシュタインのサスとか、ちょこちょこっと味付けしたら、やっぱり同じような車になるんじゃないかなと思う。
国産がイケてないなーと感じるのは、国産だからってわけじゃなくて、単に室内空間重視でFFにして、エンジンは燃費重視の直3?4?にして、ブレーキは止まればいいやの片押しに、室内空間に追いやられた無理な形のサスペンションやらスタビライザで支えているから、ってだけのことだと思う。
逆にいえばBMWも、室内空間重視でFFにして・・・と同じ一連のことをやったら、同じことだと思う。
と、いうのも今回は代車にBMW ミニ ミニクーパーDを貸してくれた。
これがまさに室内空間重視でFFにして、エンジンは横置き直4、ブレーキは片押し・・・という件の車だ。
意外と悪くは無かったけど、走行性能に関しては、これならカローラスポーツのほうが良い気がする。
足回りは硬めのセッティングだし、室内の内装とかフロントウィンドウ越しの景色なんかが、妄評している「ゴーカートフィーリング」を具現化していて、この独自の「ミニ」風の実用車という意味では、世界観の完成度が高いのは間違いないのだが・・・。
でもやっぱり段差を超えたときの揺れ方が不安定だし、曲がるときも・・・ダメだとは言わないけど、まぁ135iのほうが良いよねって感じがする。
一週間ぶりに戻ってきてやっぱりホッとするし、走らせてみるとやっぱり感じるこの安心感。
まぁ、ミニも良かったんだけど・・・例えばドア一つとっても、ミニ開閉の時「チャキッ」って音がする。この音が安っぽくなく、一方でどこかメカメカしいガジェットのような感じを醸し出していて、結構気に入った。
BMWはドッって感じで重いハッチを閉めたような音で、これはこれでいいんだけどね・・・。
ちなみにアイキャッチの1シリーズは自分の車じゃなく、フリー素材である。
というのも、車検費用を調べるときに引っかかったサイト
のアイキャッチに乗っていて、「へーいい車乗ってんなぁ・・・あれ?F20って言っているのに、この車E82じゃない?」と思って検索したからだ。
F20とかE82ってのはモデルコード。BMWは1シリーズって言っても、いろんな年式もハッチバックとかクーペとかセダンとかも、ひっくるめて1シリーズという。それだと区別がつかないので、内部的にモデルごとにコードがあって、2010年ごろのクーペはE82というモデルコードだったのだ。ちなみに1シリーズでもよく見かけるハッチバックはE87である。
F20は2011年から2019年ごろに生産されていた1シリーズのハッチバック型のモデルコードだ。
E型とF型のざっくりした見分け方はボンネット。この辺を境にBMWの設計思想が変わって、E型まではグリルに継ぎ目を作って目立たないようにしていたのが、F型から生産性重視でボンネットに一直線のつなぎ目が入るようになっている。F型の後のG型も同様である。
・・・と思って、上のグレードでもそうなのだよね?と思ったら、なんと7/8シリーズだけはG型でもE型同様、グリル部分に継ぎ目が来るようになっていた。高級だから一直線つなぎ目を嫌ったのか、生産台数が少なくて設計思想が古いままなのかは分からないけど・・・
フリー素材の話に戻ると、これは1Mクーペと言って、135iとも違う。1Mクーペは135iをベースにしつつも、フェンダーを片側30mmほどワイドにし、足回りをアルミに変更するなどして40kg軽量化した、全くの別ボディである。エンジン出力も10%増しになっていて、0-100km/h加速も135iの5.3秒から4.9秒になっている。(135iでもDCT(AT)モデルは5.1秒だが、1MクーペはMTしかないのでMTで比較)