博多の宿とレンタカーは空いていない

以下の投稿の最後でも触れたけれど、コロナ直ったとはいえ調子が戻らないまま福岡&福井の出張に行ってきた。そこで困ったのが福岡の宿であった。

http://curo5170.s1008.xrea.com/x/20231106_1189/

というのも、博多の宿が爆上がりしているのである。レンタカーも取れない。


例えば昨年のゴールデンウィーク(2022年の5/4)に、プライベートで博多に旅行に行った。
このときは、羽田~福岡の往復航空券+ドーミーイン3泊、2名一室で全部合計して¥89,900であった。

ところが、例えば来年のゴールデンウィークに同条件で行こうとすると・・・¥253,600!?

なんと3倍近い爆上がりである。

実は驚くのはまだ早い。連休でも何でもない再来週で検索すると、

そもそも空いていないのである。いくら積んでも泊まれない。お値段∞である。


いくら積んでも泊まれない・・・というのは些か誇大だった。
例えば11/18の土曜日、一泊であればこのようにまだ空いているところがチラホラある。

ただ、見てのとおりノーマルのアパで¥52,800~(2名)である。

ちなみに一番安いのはHOTEL LA FORESTA ~ BY RIGNA ~ (ホテル ラ フォレスタ)で、¥21,500。空室は一室のみで喫煙室しかない。

あとはダイワロイネットホテルの¥27,550が次点で、ココは禁煙室も空いているから…どうしても旅行に行くならこれかな。


という状況である。何となく見えてきた傾向としては・・・

①金曜日、土曜日はまず空いていない。
 日曜日・平日はそれなりに空いている。

②国際空港があったり、観光地があるところが混むようだ。
 具体的には、東京・千葉・大阪・博多など。
 富士山が閉じたから今は空いているが、富士・富士宮・新富士エリアなども一時期は宿と車が用意できなかった。

③でも金を詰めば泊まれる。
 一泊一名2万円クラスあたりから、①・②でも空いているところがチラホラある。


考察としては月並みだけれど、海外からの観光と、国内の需要が爆増したような感じ。

海外は以前より団体をよく見るようになった。昨今だとスポーツの団体っぽいのとか。
また全行と矛盾するが、2~3人くらいの観光客の数自体も増えた感じがする。

また国内としては、私が良く通る東京駅日本橋口を観測点とすると、ツアーは若干減った傾向がある気がする一方、修学旅行が多くなった。東京駅日本橋口というのは、東京駅のはずれのロータリーに面した駅の入口で、駅に入ってすぐのホール部分がとても広い。このため、集合場所なんかに使われている。
日本橋口は在来線を通らない新幹線直結改札であるし、VIP通用口などもあるから、もともとそういう一般じゃない客扱いを主眼に設けられた入口なのだろう。

今年の序盤あたりまでは、老人のツアーの集合が多く見られた。10人程度の小さいのから、30人以上いそうな大きいやつまで。これはどういう訳か減ったような気がする。
逆に修学旅行と思しき中学生・高校生は、ちょっと前をピークに急増した・・・。

という訳で、変遷としては
①老人ツアー需要が爆増→新幹線/飛行機+大型バスで回る、ちょっとはずれの大型ホテルが活況

②修学旅行需要が徐々に戻り、堅調

③円安で海外から単純な旅行じゃなく、「いまなら安く●●できる」から日本行こうぜ、みたいなのが浸透して海外から団体で旅行に来てくれるように。
 安くて数を揃えられるビジホ~ちょっといいビジホが買占め状態。フリープラン客が多いから①と違い、駅近のホテルが好まれ高騰。ついでにレンタカーも使うからレンタカー不足

⑤老人ツアーが採算合わなくなり下火に。
 アクティブな爺さん婆さんが2泊3日程度で近隣に行くためにみどりの窓口を占拠。

というような状況かなと。


とりあえずしばらく遠方の旅行は控えようかなと思う。

でも一方で、例えば冒頭で福岡→福井に行ってきたと述べたが、福井は平日だったせいもあるだろうけれど空いていた。町中も観光客であふれんばかりということは無い。

福井と言うとピンと来ないかもしれないが、日本海に面した漁港が発達していて魚介類は安価で新鮮であるし、史跡や大自然があり観光にも事欠かない。温泉も多いし、少し足を延ばす、或いは往復のどちらかを利用するなどして隣接する京都・金沢に行くこともできる。

そういった意味で、福井は結構穴場かもしれない。こういう「世界的には有名じゃない隠れ観光地」が、まだ日本のあちこちにあるかもしれないなーと思った。

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