以前の記事でOniGOを推した。
http://curo5170.s1008.xrea.com/x/20231109_post-1168/
OniGOを使い始めるうえで、私が引っ掛かったのは「贅沢ではないだろうか」ということ。
まだ黎明期であるし、買い物に行かない分私の時間が増えるんだが・・・その分誰かが代わりに働いているので、支払いは増えると考えるのが妥当である。
むろん、その増えた私の時間で私の仕事をして収入を増やせば、増える量のほうが大きく収支はプラスであるはずなのだが・・・今のところは労働を増やすわけじゃなく、遊んだり休んだりしているわけで、言い換えると金を払って他の人に仕事をさせて遊んでいるようなものである。
いやまぁ、回りくどい言い方したけど、要するに「楽だからって高い買い物にならないか」ってことを心配した。
結論から言うと「少量だと高い。ある程度纏めればスーパーと殆ど変わらん。」ということ。
少量とかある程度とか、私の購入履歴をもとにもうちょっと具体的な話をしよう。
まず初回注文はこれ。
初回注文なので送料、少額手数料が無い。
まずここで注意しないといけないのが、「送料」と「少額決済手数料」である。
初回注文は特別にこの2つの値が¥0になるので、とっても割安に見える。
2回目以降は以下のルールで掛かってくることを考えなくてはいけない。
送料→お買い物金額が¥5,000未満のときに¥300
少額手数料→お買い物金額が¥2,000未満の時に¥450
少額手数料は「OniGO 少額手数料」で検索したときに引っかかるサイトでは¥1,000未満で¥250と表記されているが・・・
実際に買い物かごにぶち込んでみると、以下例のように¥1,000を超えていても¥450加算される。(?)をクリックしても¥2,000未満の時に¥450と表記される。
ほかのサイトは上方が古いのかもしれないし、もしかすると地域によって違うのかも。うちは結構田舎だからな。
でまぁ、この2つの経費が掛かることを念頭に置く必要がある。
横軸を買い物額、縦軸を経費込みの支払額として図に整理すると下図のようになる。
注意すべきは¥2,000未満の買い物である。例えば「あ、みそ汁作りたいけど小松菜も、ほうれん草もないや・・・ぽちっ」とかすると、¥100の小松菜が+¥750の経費で配達されて、小松菜一個¥850となる。スーパーで高くても¥180のものが¥850では、鬼高である。まさにOniGO。
そこまで行かなくても、例えば¥1,900の買い物をすると支払額は¥2,650となり、これは139%、つまり4割増しである。
また、上のグラフを見てもらうとわかるが、買い物額が増えたほうが支払金額が減る領域があるのが分かるだろうか。これを格好つけると逆ザヤと呼ぶんだけども、OniGOの場合逆ザヤが起きる箇所がある。
具体的には¥1,550~¥1,990、¥4,700~¥4,999の領域である。この範囲に買い物金額が入った場合は、ギリギリ外れるように、何でもいいからカートに入れたほうが、却って安くなる場合がある。OniGOには結構細かい刻みの商品があるし、買い置きできるものもいっぱいあるから、調整しようと思えばそう難しくは無い。
ちなみに、税金なども段階的に変化するようになっているが、基本的に逆ザヤにならない様になっている。計算式・計算法がややこしいのはそのせいだ。OniGOもそうなっているかもしれないと試したのが2つ上の画像で、見事に逆ザヤになっている。
なので、実用的なのは¥3,000~の買い物であろう。ただ、割高でもいいから、ちょっとだけ買い物もできるという自由度が残されているのは評価したい。世の中には「数百円なんてどうでもいいから、今すぐそれが要る」って場合があるからな。
でまぁ、あとは商品そのものが安いの?高いの?ってところになってくる。
私の近所のスーパーは駅前のイトーヨーカドーってこともあり、比較対象のスーパーが若干高い価格帯なのだが・・・まぁスーパーと同等、コンビニよりは安い、といった感じかな。
ちょっと買ったもの並べて見る。
まー、うーん、若干・・・高いか?
とりあえず野菜はスーパー同等だと思う。この辺だと小松菜は¥100~¥180だし、レタスキャベツは時期なら¥100ちょいで手に入るが、この季節だとスーパーでも¥200近いから、こんなもんじゃない?
ちなみに葉っぱものは結構いいやつだった。いいやつってのは、安いスーパーで買うと表面くたくたで結構剥いたりとか、剥いた中のほうも虫食いだったり土が入ってたりするが、これはそういうのじゃなかった。いいやつ。
生鮮じゃないようなものは若干高いかもね。
例えばラー油は¥198だが、Amazonだと1ケース10個入りで¥1,255だから、一個¥125である。尤も、家でラー油1ケースは絶対要らないけど。
あとカゴメトマトジュースも¥298だけど、Amazonなら1ケース15本入り¥3,040だから、一本¥203で割高である。割高であるが、だからこんなに大量に要らんのだ。
スーパーだとAmazon+αくらいで販売されているから、おそらくラー油は¥150前後、トマトジュースも¥250前後で販売されているのではなかろうか?そう考えると、OniGOのほうが若干高いかな。
これらを総合して、我が家の場合はOniGOで調達する場合のコストを、現状のスーパーで買うスタイルの12%前後と算定した。
うちだいたい¥2,000/日の食費が掛かっている。多少まとめて買うので1日おきに¥3,000くらいの買い物をするとすると、経費は¥300/回でこれはいわゆる10%の追加コストである。
商品自体は特別安いものは無いから、若干高く調達するとして平均2%高いと仮定して・・・まぁ12%手ところだろうという訳だ。
この値は人によって変わると思う。1回に買う量が多ければ経費分の追加コストは低くなるし、近隣スーパーが安いなら、商品の追加コストは高くなる。
さて、これが高いのかどうなのかという軸でも考えると、我が家の場合1カ月にスーパーで買い物する金額はおおむね6万円前後だから、仮に全部OniGOに切り替えた場合は¥7,000前後の追加コストということに。
ちなみ集計はマネフォである。先月は車検があったので自動車費の割合が爆高している。あと、その他は貯蓄型商品(保険とか)である。車検あっても黒字の我が家の家計は骨太である・・・。
また、その前の月は健康だったので、健康だと外食比率が増えて食料品費は若干下がる。
まぁ七千円って微妙な金額だなぁ。
気にするほど高額でもないが、でもちょっと”損”な気もする金額である。
例えば、「もうちょっと残業しようかと思ったけど、スーパーも閉まるから帰るか・・・」が、「OniGOで注文しといて残業しよう」という状況が2時間もあれば、一応元は取れる。
なにも0/100%で切り替える必要は無いので、ちょっとずつ使っていてみようかと思う。アマプラみたいな年会費に類するような固定費も無いしな。