毎年恒例のAmazonサイバーマンデーセール。
今更説明することじゃないが、サイバーマンデーというのは、Amazonで買い物をするときに
とお買い得マークが表示されていて、期間限定で通常より割引になっている。
更に1万円以上購入した場合、アマゾンプライム会員は通常1%のポイントが3%にアップするので、ポイント分も多少お得・・・とはいえ、1万円で¥100分のポイントが付いていたのが¥300になるだけなので、まぁお察し。
本当は更にAmazonのクレジットカードを決済に使えば更に+1%、また「おもちゃ」「ホビー」のカテゴリのものなら+7%ポイントが付く。
どちらかというとお買い得なのはkindle本で、出版社によるが20~70%引きと大幅値引き。
さらに値引きの有無にかかわらず、12冊以上買うと通常1%のポイント還元率が16%になる。ただし、このポイント増量は15冊まで適用で、100冊買っても16%ポイントが付くのは15冊分だけで、残りの85冊はいつもの1%である。
まぁ電子版はもともと紙に比べて1割程度安いし、私の場合はUnlimited(月千円で一部の本が読み放題)に入っているので、そんなに顔真っ赤にして本を搔き集めなくても良いのだけれど、とりあえずお買い得である。
さて、セールも終わりに近づいたので、買ったものを整理しなきゃなぁ。履歴から拾ってくと・・・
ん~ずいぶんいろいろ買ったなぁ・・・どれどれ合計はSUMPRODUCT・・・っと。
¥103,436
あれー。なんか桁がおかしいぞ。いやあってるわ・・・。
ちなみに獲得したポイントは約¥5,000円分。5%って計算あわないやんとなるかもしれないけど、本が15%なのと、特別還元ポイントとかがつく本が結構あった。例えば銃・病原菌・鉄は495円だけど、330ポイントだったから、実質165円というよくわからない値段になっている。上下で¥300ほどだ。
この本は結構有名な本で、前々から読んでみたかったが高かったのでこれまで買ってこなかったと記憶しているのだが・・・
というのも、「バーナード嬢いわく」というシリアス系のマンガの中で紹介されていた一冊なのだ。この「バーナード嬢いわく」は弟に勧められて買ったもの。内容は、読書家っぽい雰囲気を演出したいけど読書ができないド嬢という女学生を中心にして話が進む話。ド嬢が読書している感を出すために手に持っている本について、表紙とタイトルから適当なことを言って、それっぽい適当なストーリーが始まるのだが、ちゃんと読んだ人が出てきて違うやん!というようなテンポで進む。
ちなみに、バーナード嬢とは、バーナード・ショーというアイルランドの文学家の名前を、バーナード嬢と勘違いして格好いいからと名を借りているという設定である。長いのでド嬢。
ちょっと調べたら、少し前までは一冊¥2,090だったから・・・上下で4千円なので躊躇して買わなかったんだなぁ。旧書になったからなのかな?
最近は有名な小説をマンガにした、マンガライズ作品があってそれが安く売られているので、小説っぽく装ったマンガ版では無いのかと何度も確認した。
まぁ、動画(アニメ・実写)版もマンガ版もそれなりの良さがあるんだけれど、小説版が私には一番しっくりくるかなと。
例えば、アンディ・ウィアーの「火星の人」とかも映画版が結構評価高かったんで見たんだけど、ぶっちゃけ小説版の面白さの10%も表現できなかったと思う。
なんでかというと、こう壮大なインパクトや美しさ、残忍さや不気味さってのはやっぱり映像が強いんだけど、心理描写とか推理、目線といった部分は小説のほうが強い。なんというか、主人公の中に入るのが小説、主人公を外から見るのが映像、マンガはその中間って感じだ。
「火星の人」はそもそもの舞台設定も斬新だし、外から見ても面白いから映画も悪くはないんだけど・・・でも、心理や推理と「その手があったか」というところが面白い話なので、主人公の中にINしたほうが楽しいのである。
まぁ、もっとも小説版を楽しむには頭の中でスタジオを構築しないといけない。例えば「火星の人」で文中に突然「ローバー」と出てきたとき、頭の中の画像ストックがアポロの月面探査車みたいなのしかないと後の説明を読んでもチンプンカンプンだろう。HALO(という昔のSFのゲーム。体験版だけ遊んだけど、あれ面白かったなぁ・・・いまどうなっているんだろう?)の乗り物とか、他の映画の映像とかそういうストックがあるから、作者が表現したいようなものがピンとくるのだと思う。
そういう意味で映画もいっぱい見といた方が、小説は楽しめるのかなとは思う。
そうそう、「火星の人」で思い出したけど、アンディー・ウィアーの本って結局「火星の人」しか読んでいなくて、優れた作者だからほかの作品も面白かろうと思っていた。セールでお勧めされたのは「プロジェクト・ヘイルメアリー」と「アルテミス」で、どっちにするか悩んだ。前者は2冊で¥900、後者は2冊で¥700。安い方にした。
でもなー格言で「安いから買うは辞めとけ」って言うから失敗したかな。
脱線したけど、10万円か・・・年収が一千万円くらいあるから妻に怒られずに済むんだろう。
これからも好きなものを好きなだけ買うために、勤労に励むとしよう。