なんとびっくり、妻がスマホを盗まれてしまったらしい。
昼休み明けに見かけない電話番号から電話がかかってきたので、何事かと思った。 最近勧誘電話が多いから、下手をすると出ないところだったが・・・実は、最近あんまり勧誘電話が多いもんだから、電話帳ナビってアプリを入れていた。
このアプリ、電話帳ナビhttps://www.telnavi.jp/に一定数マークされている”ブラックリスト”の電話番号から電話がかかってきた場合、着信画面にその旨が表示されるようになっているのだ。
迷惑電話ってほんと腹立つから、私も腹いせというか、報復に電話帳ナビに書き込むことが多い。世間も同じ思いの人が多いようで、不動産勧誘だとか、インターネット・水・リフォームといった、犯罪ではなくグレー(つまり発信元電話番号の詐称まではしない)な業者をほぼ100%補足している。
見かけない番号なので後で調べるところだが・・・電話帳アプリ的にも不明な番号だったので、妙だなと即調べたらサイゼリアの電話番号だった。 妻の職場近くなので・・・なにか事件かな?と出てみることにしたわけだ。
電話に出てみたら誰かと思ったら妻だった。というわけ。
どうも食事中にいつの間にかスマホが無くなっていて、どうも盗まれたらしい。回線を停めてほしいという。
私は「本人じゃないと止められないから、仕事を休んでドコモショップに行ってすぐに止めたほうがいいよ」と咄嗟のアドバイスして電話を切った。
はてさて、どうしたもんか。 「iPhone 盗まれた」でググってちょっと考えた。
まず、妻のアカウントはファミリー共有になっているので、家族アカウントで「デバイスを探す」から紛失マークを入れた。
iPhoneの「探す」がデフォルトの「iPhoneを探す」でiPhoneを探すとか、“探す”ネットワークがONにしてあれば、遠隔でロックを掛けて紛失デバイスである旨を表示させることができる。
ただ、紛失操作が保留中のままなので、ロックは掛けられていない。
ロックが掛けられていないということは、「iPhoneを探す」がOFFになっているか、オフラインかのどちらかだ。 もともと「iPhoneを探す」がOFFで使っていたという可能性もある・・・妻はそういうの無頓着だから。デフォルトがどっちかWeb上でONだとかOFFだとかはっきりしないが・・・そういえば妻のデバイスの位置って常に見れなかった気がする。
一番ヤバいのはパスコードを突破して、「設定」から「iPhoneを探す」をOFFにしたパターンだ。これやられてたら、何もかもやり放題なので超やばい。
パスコードは6桁なので短時間で破るのは難しいと思うが、例えば後ろから覗いていたりとかであたりを付けるということはできなくはないから、0とは言えない。
ただまぁ、ありえそうなのはオフラインの方かな。正確にいえばiPhoneはSIMカードが刺さっていなくても、BluetoothやWiFiを使用して周辺のiPhoneと盗難データをやり取りしていて、オフラインでも紛失モードロックができる。らしい。
ただ、手持ちのSIMが刺さっていないiPhone8で試したところ、紛失モードにならんね。 盗んでから紛失マークを設定されるまでの間にSIMカードを抜いちゃえば、紛失モードは回避できるのかも。そう考えると、ちと連絡が遅かったなぁ・・・まぁ、自分が「よし盗ったろ!」ってなったなら、パッと取ってトイレに行ってSIM抜くかな。この間20秒くらいだよね。 もしかすると電源OFFにするだけで回避できるかもしれないんで、それなら何食わぬ顔で電源OFFにして、後で落ち着いてSIMを抜くかな。
何はともあれ、大胆な犯行の様だ。大手の飲食店なんかは監視カメラもある。もちろん盗む瞬間が映らない様に意図して盗ったんだろうけど、カメラの写りを確認できるわけでもないし、何かあったら罪が遡及されそうでかなりリスキーじゃなかろうか。自分ならそうだなぁ・・・個人経営のラーメン屋とか焼き肉屋みたいな、カメラがまずないだろうってところを選ぶかなぁ。
まぁ、でも高島屋で堂々と金の茶碗盗む人がいるくらいだから、分からんね。金の茶碗と違って逃げ切れると踏んだのだろうし、その判断はあながち間違いではないだろう。
とりあえず私にできることとして、おサイフケータイがロックされていない想定でiDを止めた。iDだけ止めることができなかったから、カード毎停止した。 クレジットカードが使えなかったら困るかな?と思ったけど、時間的に昼食代は決済済みだろうし、帰りの切符は現金で十分手配できるだろうと踏んだ。