ほうぼうのアクアパッツァ

魚の入手

久々に夕飯をアクアパッツァにしようかーということになった。

アクアパッツァでいつも困るのは、魚を入手すること。
歩いて5分のスーパーには切り身しか置いていない。凄く大きいスーパーなんだけどなぁ・・・

なんとなく車で10分くらいのイオンショッピングセンターに行ってみた。
ここはイオンの食品売り場と別に、なんか良く分からない食品店が入っていて、いつも活気がある。

売り場を覗いてみると、氷水の漕がいくつか並んでいて、一尾まるごとで何種類か売られていた。

サンマ・・・一尾450円。たけぇ。

あとはシオサバとホウボウってやつしか無いなぁ。
はてさて困った。
アクアパッツァと言えば鯛。ニシンとかもよかったけど・・・今日はどっちも無い。切り身でもいいから鯛があったら良いんだけどなぁ・・・無いか。

サバって白身だから、サバでいいかなぁ・・・

などと迷いつつ、この鮮魚コーナーは客が魚を取るんじゃなく、店員さんが客の希望の下処理をしてレジに持っていく形にしてくれるみたいなので、店員さんに注文しつつ相談してみた。

そしたら、店員さんの意見としては

  • サバは青魚なので、臭みがあってアクアパッツァには向かないような気がする。
    (あそうか・・赤白以外に青って居たな。)
  • ホウボウがお勧め。

え、ホウボウ・・・?この深海魚みたいなヤツ?(注:ホウボウは浅瀬の魚)
シオサバは¥350だけど、ホウボウは¥700と若干高いし、うーん・・・と迷ったのだけれど、まぁ物は試しかと勧められるがままにホウボウを買った。

いざ調理

パックに入った魚しか買ったことなかったので、こういうところで買うのは初めて。どんな感じで切り身にしましょー?と聞かれたので、他の客の注文を参考にして「鱗取って軽く内蔵抜いてください。あとは家で調理するんで」といったら、手慣れた手つきでウロコとワタを取って紙で包んでくれた。

あ、紙袋なんだ・・・とちょっとびっくりした。
”しっぽ”だけ出た状態でくるまれていて、なんか死体みたいだ。(死体か。)

うーん、やっぱり変な魚だ。これ美味しいのか?

鱗はもともと少ない魚らしいけど、きっちり取られていて、ワタもちゃーんと抜いてあった。お店でやってもらうと楽だ~。

レシピはここを参考にした。

鯛とかニシンの場合は、背びれや胸鰭を取るんだけど・・・ほうぼうはヒレが頑丈すぎて取れないので、そのまま調理してしまうことにした。

スキレットに入れてみたけど、大きすぎて焼き目が上手く着かない。

スキレットが小さく見えるけど、これ12インチ(305mm)のスキレットなので、フライパンだと相当デカイサイズなのだが・・・。

焼き目は適当にして、煮る段階に。
煮る段階では少し体を曲げてもらって、うまいことスキレットに収まった。

出来上がり。スキレット一杯にホウボウが収まってて、見た目は良い感じである。

落ち着いて考えてみると、ホウボウだと普通の魚と違って起こした状態で鍋に突っ込むから、水平方向に曲げやすくって、アクアパッツァ向きかもしれない。などと思った。

美味しい

さーて肝心の味はどうかなと食べてみたら、凄く美味しい

  • 下半身は身が多い
  • プルっとして弾力があり、癖のない味わい
  • 小骨が少ない
  • アクアパッツァにあう

というわけで、ホウボウのアクアパッツァは正解だった。
あそこの魚屋さん良いなーと思った。

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