そういえば私の車はBMWなんです。
免許を取って車を探したとき、E46格好いいなぁと思ったのですが、当時バイト学生だったので、中古も買えませんでした。
結局、雰囲気が似ている三菱のギャランという車を買いました。まぁ若気の至りというか、自分が乗っている車が一番格好いいと気に入って、途中でV6エンジンのモデルに乗り換えてまで乗っていたのですが、それも部品もなくなったし、結婚したこともあって買い換えました。
収入も増えたし、E46も古くなったので、M3なんかも予算内で買えちゃうので悩んだのですが・・・やはり家族を乗せるとなると、それなりに新しい安全基準に則って設計された車にすべきか・・・とはいえ、この後のE92とかになると大きいし、MTは球が少ないし、値段も高いしで困りました。
そんななか縁があってこの車にたどり着いたわけです。こいつはE82 135iクーペというモデルで、ほぼE46 M3クーペに近いサイズで、カタログスペック的にも近いといえば近い。MTもあるし、設計的にはギリギリ現代的だろうということで、エイやっと買っちゃいました。
いや、なかなかこの車スパルタンなんですよ。ノーマルでブレーキが6PODだし、低価格グレードにあるフォグが撤去されて、代わりにブレーキの冷却ダクトが付いている徹底ぶりで・・・まぁ細かい話は省略・・・
さて、買ったはいいけれど、BMWはやっぱり壊れる。壊れると言っても、「あ、これが壊れたから動かない」じゃなくて、「よくわかんないけどエンジンが止まる事がある」という、質の悪い壊れ方をするんですよ・・・。
買ってからいろいろ勉強しましたが、この135iに搭載されているN55B30Aターボは複雑すぎる。この半端に最新の制御が入っていて、半端に原始的だもんだから、何が起こっているのかさっぱりわからない。
買った直後にまずエラーで入庫、買って一年で今度は定番の車速センサー故障。
車速センサーといっても4輪についている車速センサーの一つが故障しただけで、速度計がでたらめになるわけでもなければ、エンジンが調子悪くなるわけでもないのだけれど、一度に大量のエラーが表示されて本当にビビる。さらにMT車の場合は発進時アシストとヒルスタートアシストが効かなくなって、運転挙動の違いに更にビビる。(ヒルスタートアシストは分かりやすいけれど、発進時アシストは自然で、センサーが壊れるまでその機能の存在に気付かなかった。)
さらに今度はオーバーヒート・・・一回エンジン切ると治るけど、よく耳を澄ますとなんか変だ・・・
BimmerLinkを買った
そこでBimmerLinkっていう診断アプリを買いました。
https://www.bimmerlink.app/ja/
これの使い道はたった二つで、
①エラーを見る
②状態をロギングする
これだけ。
あ、あと12カ月点検のサービスリセットか・・・。確かにいろいろ機能があるんですが、私の車はガラガラではないのでDPFなんて付いていないし、ハッタリサウンドもついていません。(もっと根本的にハッタリかもしれないけど。)
でその重要な機能のうちの片方、②のロギングが超使いにくいんですよ。
アプリ上では見る機能がないし、出てくるデータもcsvなんです。
いや、私もエンジニアの端くれなんで、「csvがあればエクセルでグラフ作ればいいじゃん」っていうのは分かりますよ。こんな風にね。
でも、仕事で使っているようなロガーソフトに慣れていると、簡単にスクロールや拡大もできないし、2軸しかないからスケールが違う要素が3要素以上あると変換しないといけない。
前後のファイルをつないだりもできない・・・不便すぎる。
ログコンバータを作った
ところで、仕事で昨今の半導体不足からK〇ENCEのPLC・・・産業用のコントローラを使うことがあったんです。産業のコントローラは世界的にSIEMENCEなんかが大手なんですが、日本国内に限っては三菱電機…MELSECがトップなんですよ。私もほとんどMELSEC使ってます。
最近人気のあるK〇ENCEのPLCは、パッと見良い感じなんですけど、何だこれは?ってところが色々あって、その一つがCPUロギングなんですよ・・・そこで、K〇ENCEのログデータをMELSECのログデータに変換するプログラムを作って、しめしめと利用していたのです。
そこで、そうだBimmerlinkのログもMELSEC用に変換しちゃえば良いんじゃない・・・と思って作ったら、これが一番便利!。ということで使っています。
もしかして他に困っているBimmerさんもいるかもしれないと、ちょっと公開してみようと思いました。
(つづく)
http://curo5170.s1008.xrea.com/x/20221202_post-640/