前回の続きさて、じゃあ家を買うぞとなったら、どんな家が良いだろう?
いやまて、そもそも買う必要があるのか?借りることはできないのか?
という視点で考えた。
地下ガレージがあるマンション
そこで物件をざらざらとみていたら、5階建ての1階で地下ガレージがあるマンションというのを見つけた。

115平米のマンションで、ポイントは53平米の専用庭があることと、地下に駐車場があることだ。
写真撮っとけばよかったなー。マンションの真下が八重洲の地下駐車場みたいになっていて、そこそこ空きがあった。
専用庭と地下駐車場を組みあせたら、自分のやりたいことがそこそこできるのでは・・・?
ほかにもいいポイントがあって、妻の実家まで車で5分くらいだから、家でできないことはそっちでやらしてもらうとか、いろいろ選択肢がある。
…というわけで買い付けしようか真剣に悩んだんだけど・・・結局買われてしまった。
悩んだポイントはいくつかある。
まずは維持費にちょっと恐れおののいてしまった。
管理費1.5万円、修繕積立金1.8万円に加えて“専用庭使用料”1,600円、給湯暖房基本料6,500円、給湯・暖房設備積立金700円・・・と、いろいろ足して42,300円/月の維持費がかかる。
ここにさらに駐車場代がかかる。
特にきついのが、この比較的高額な給湯暖房基本料金はセントラルヒーティングが入っているから掛かる費用なんだけど、この部屋はリフォームで暖房を取っちゃっている。風呂は風呂用のガス給湯器で沸かすから、セントラルヒーティングの恩恵は全くない。だけど、払わないといけないらしい。
そして修繕積立金は上がるんじゃないかなと予想していた。
というのも、このマンションはエレベータがあるんだけれど、スキップフロア方式と言って、エレベータが止まらない階がある。確か偶数階だったかな。
何部屋か売りに出ていたのと、それらの部屋が異様に安いのが気になった。
もちろん、自分が買おうとしていた部屋は1階だから、スキップフロアだろうが何だろうが関係のないことだ。
しかし、管理費や修繕費は満室を前提に計算されているから、あんまり空室が多くなるとお金が足りなくなって、居住している人の負担が増える。
さらに、部屋の価値が落ちると貧しい人が入居してきて、経済観念のギャップが大きくなる。
とまぁ、長々と書いたけど決定的になったのは宅配ボックスが無かったから。
くだらないことかもしれないけど・・・やっぱり宅配ボックスが無いのは困る。
もちろん、入居後に組合に働きかけて設置する方法もある。でも、これだけ宅配ボックスが浸透しているのに、現時点で宅配ボックスが無いということは、既存の住人は必要性を感じていないのだ。
つまり、宅配ボックスが必要ない層の人たちが住んでいると予想できる。例えば老人世代とか専業主婦のいるファミリーとか。
そういう自分たちと違う層に納得させるのは難しいかもしれない。
かといって自宅の玄関前とかに勝手に設置してしまうのも・・・廊下は基本的に共用スペースだから、私物にはいろいろと制限がかかるし。
私はマンション育ちだし、投資用にマンションの理事会にも出てきたから、なんかこうマンションの不自由さというのを感じて生きてきた。
賃貸ならそもそも不自由の塊みたいなもんだから、あまり気にしてこなかったけれど、いざ買うとなったときに宅配ボックスが不自由さを感じさせて買おうというテンションが落ちてしまったのだ。
となると、マンションはそもそも微妙か・・・
(つづく)