家悩んでたけど・・・買ったわ!言い値で。
値切ったけどダメだった・・・安くしてくれないなら他に売れば?って態度を取るのも戦略として重要だったのかもしれないけど、気に入ったからどうしても欲しくなった。
もう少し駆け引きをすべきだっただろうか。商売人として後悔が募って来る。
まぁ・・・しょうがない。
古屋付土地としてみると高いように感じるかもしれないが、土地+少し治せばしばらくは住める建物、と考えれば、まぁそう悪い買い物ではないかな。
どんな物件買ったの?
気になると思うけど・・・
- 2,500万円
- 駅徒歩7分
- 50坪(163㎡)
- ほぼ正方形、平地
- 第一種低層地域 建ぺい50%、容積100%
- 前面公道 4.5m幅
- 古屋あり
駅名は伏せとくけど、首都圏郊外の駅。
定量的な基準で言うと、東京駅まで乗車45分のちょいかかる。通勤できなくはないけど・・・という田舎である。
特急停車駅ではあるんだけど、1980年代の高度経済成長期に造成された住宅地で、道路が全体的に狭いし、作りも古めかしく・・・再開発もあまり進まず寂れた感じはしているんだけど・・・。
でもこの駅結構気に入ったんだよね。
駅前には総合百貨店があって、ニトリ・無印・カルディみたいな安全安心の大手チェーンのテナントから、旧商店街の続きでやっている個人商店もいっぱい入っている。
もちろん、スーパーマーケットも入っているし、テイクアウト系のデリが一杯あって、弁当・寿司・デザート・パン・・・大抵の物は買って帰れる。
更に総合百貨店と別に、深夜2時まで営業しているスーパーが2軒ある。
飲食店も、遅くまでやっている飲み屋やバー、定食屋、ラーメン屋、カレー屋、喫茶店・・・
牛丼御三家とか、サイゼ、ココイチみたいなチェーン系の飲食店も一通り揃ってる。
地方住まいの自分としては驚異的なレパートリーである。
車の整備工場やら弁護士事務所、市役所の出張所とか、いろいろ便利な設備もみーんな駅の周りにある。
電車で10分も行けば、超大きなショッピングセンターとかIKEAもあるし・・・車ならコストコとかも30分くらいでいける。結構いい感じの場所かなーと思ったんだよね。
古屋は1Fが全部車庫
古屋は築37年。一般的にはもう価値ゼロ。
リフォームするよりも建替えたほうが安いと言われる領域の建物である。
でも直して使おうと思っている。
理由はいくつかあるけれど・・・
①デザインが気に入った。
写真を載せられないのが残念だが、なかなかオシャレというか、格好いい。
今時の黒とか紺でシックな感じのカッコよさの建物では無いんだけれど、令和の今でも通用しそうなシンプルな格好良さがある。敢えて壊してまで作り直したいような古臭さは無いかなというわけだ。
②使ってた人が凄く綺麗好き
とりあえず内見した限りは、品質には大きな問題は無かった。クロスが黄ばんでいるとか、ツッパリ棒を掛けたところがちょっと凹んでしまったとか、そういうレベル。
風呂とか台所も居住中なのにピッカピカだった。ぶっちゃけ、賃貸中のうちよりも綺麗である。
もちろん内見に来るからと言って、普段よりはしっかり掃除したんだろうけれど、このくらい綺麗だったら当面はリフォームしないで使おうかな?というくらいに綺麗だった。
リフォームを色々調べてみて分かったのが、お金が掛かるのはキッチンと風呂である。それぞれ100万円単位でお金が掛かる。
ここがそのまま使えそうというのは、かなり大きい。
建具も大きな汚れとかが無いので、とりあえず住むだけなら畳とクロスを変えたら十分かなって状態だった。
③特殊な間取り
なんと、1F全部土間。80㎡の土間。
家の前に2~3台停められる舗装スペースがあるんだけど、それと別に屋内土間がある。
全面は5M幅のオーバースライダーと、3Mのシャッターが付いてる。
もともとは大工さんの作業場だったらしいんだけど・・・これだけ広いと車を2台入れて簡単な整備もできるし、一部を作業スペースとして使える。趣味200%のお部屋である。え、えーやん。
2F部分はちょっと狭くて、80㎡ちょっとの平屋が載っている状態である。80㎡=24坪である。
一戸建てとしてはまぁまぁ狭いんだけど、今時の分譲マンションに比べたら広いくらいである。
1F部分は重量鉄骨造なので、ホント文字通り平屋が土台に乗っかっているような構造である。
この構造の良いところ
ある意味、1部屋しかないマンションを買ったようなものだ。
居室部分には地上階の窓が無い。防犯上は単純な戸建てに比べて有利である。
あと困る床下のメンテ類も1Fの車庫部分の天井を剥がして触れる。
マンションだと埋め込まれていたりするから困るし、一戸建ても床下に入って作業するのは難しい。
1Fの天井と言ってもケイカル版がネジで貼ってあるだけだから、着脱はそんなに難しくない。外してしまえば広い所で作業できるので、床下を弄るのも簡単である。
DIYで修理して使って行こうと思うんだけど、作業場が真下にあるようなものだから、セルフリノベ向きでもあると思う。大きな建材とか注文しても、車庫に降ろしてもらえば保管も困らないし。
この構造の建物をこれから作ろうとすると、多分凄くお金が掛かると思う。
広いガレージを設けるために、1Fのスパン(柱と柱の間)が最も大きいところで6Mある。これはガレージの開口を確保するためだ。
木造で6M近いスパンの開口を作るのは難しいのだ・・・木造で簡単にできるのはスパン4Mまで。1台分にちょっと余裕があるくらいのガレージは簡単に作れる。
しかし私が買った建物のように、バーンと大開口全部土間。という構造は難しい。基礎も要るから。
となると、重量鉄骨造が一番無難なんだけど、設計費とかがかさむから、よっぽどお金持ちの家でもない限り、2階建てで重量鉄骨造は難しい。更に昨今は建築基準法が厳しくなったりとか、いろいろな要素があって、1F重量鉄骨造+2F木造みたいな家を建てるのは現実的ではなくなってしまった。
そういう意味で、この建物は貴重かな・・・と思う。ある意味、もう作れない建物だと思う。
耐震性については一抹の不安はあるけれど、ある程度調べた限りは鉄骨部分は問題ない。と思う。
木造部分は詳細な施工図が残っていないから分からないんだけど、金物の補強とかで何とかなるんじゃないかなと思っている。
とりあえず長くなるので…(続く)