給湯器の補助金は欲しいけど・・・

給湯器はモノによって補助金が出る

仕事柄気になるのが補助金。

いろんな補助金があるが、給湯器の補助金というのが目に留まった。

https://news.goo.ne.jp/article/bcnretail/trend/bcnretail-483019.html

ガス給湯器にも結構種類があって、

・一般形
・高効率型
・ハイブリッド型

がある。

高効率型はガスの熱回収率を改善したタイプで、本体が大きく高価になるが、その反面ガス使用量が減るぶんお得になる。通称エコジョーズなどと呼ばれている。

ハイブリッド型は高効率型に電気式のヒートポンプ給湯器がついているタイプで、電気代が安い時間はエコキュートのように電気で沸かし、ガスの方が安くなったらガスを使う。
高効率給湯器+エコキュートみたいな装置で、ガスと電気の安いほうを使えるという便利な装置である反面、言い換えると給湯器を2個買うようなものだから冗長である。
とはいえ、基本的に気温が十分に高ければ電気ヒートポンプで沸かしたほうが安いし、太陽光を設置しているなら余った電気を給湯に回せば無料でお湯が沸かせるから、多くの場合においてヒートポンプ式の電気給湯器を使ったほうがお得である。なのでわざわざレアケース用にガス給湯器をセットするのは無駄っちゃむだでもある。
が、ではハイブリットは不要かというと、ガスで沸かすことができるのでお湯切れの心配がない。
お湯切れの心配が無いということは、電気で沸かして貯めておくお湯に余裕を持たせなくていいということである。これによって、タンクを小さくできるし、貯めておいたお湯が冷めてしまう損失が小さくなるので、理論上は非常に効率がいい。

ーーー

という背景を踏まえ、一応2025年の補助金としては、

・高効率給湯器=5万円
・ハイブリット給湯器=12~15万円

が出る。チョーお得。

と、思って調べたところ、
・普通の給湯器 20万円くらい
・高効率給湯器 30万円くらい
・ハイブリット給湯器 70万円くらい
と結構高価である。

いやいやでも、光熱費が安くなって元が取れる!
ハイブリッドの場合、月々6万円も安くなると書いてあるから・・・いや違う、これ年6万円だっ・・・。いやいやそれでも10年使えば・・・う~ん、でも10年使ったら寿命だよなぁ。

損得勘定

そもそもうちのガス代っていくらかかっているんだろう?って調べてみたらびっくりした。
毎月平均2,800円しか払っていない・・・!
年3万円ちょいである。

よく考えたら、風呂はシャワーだけで済ます日もあるし、食器洗いも食洗器が一回貯めたお湯を電気で追い炊きして洗っている。洗濯機もヒートポンプだし・・・。

煮炊きには結構使っているんだけど、これはお湯関係ないしなー。

ということは、効率∞%の給湯器を入れることによって、ガス代が0になったとしても・・・年3万円しか浮かない。

ハイブリッド式ならおおむね効率150%くらいだから、これで浮くのは年1万円・・・
(設置費70万円-補助金15万円-元々の給湯器20万円) ÷1万円/年=35年
となる。
うーん、元は取れんなぁ。これはあれだ。ソーラーパネルとかがあって、電気が余る人向けの商品だ。

それなら高効率給湯器ならどうだろう?こっちは安いんだが効率は115%前後なので・・・年間5千円くらいしかやすくならない。が、差額が小さいからな・・・
(設置費30万円-補助金5万円-もともとの給湯器20万円)÷0.5万円/年=10年
ん~、微妙かぁ。

でも補助金のおかげで採算ラインには乗ってくるね。将来的なインフレに伴うガス代の上昇も考慮すると、まぁ元は取れそうな気もする。

結論

安い高効率給湯器があって、補助金が使えたら高効率給湯器にしてもいいかも!
ハイブリッド給湯器はうちには合わん。

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